インフォメーション
外用剤の塗り方
2022年10月9日
外用剤を塗るには手間と時間がかかりますが、慣れることが大切です。
①量
人差し指の腹の第一関節から先端にむけて、チューブから軟膏を絞り出すとそれが約0.5gで、両てのひらくらいの面積に適切な軟膏の量です。かなり「べたべた」です。
②塗り方
A: 目に見え手の届くところ
症状のあるところに丁寧に塗りましょう。その部分の「ざらざら」「ガサガサ」した感触をよく感じながら、患部が広い場合は指1本だけでなく、2,3本の指を使ってしなやかに塗ってください。
B: 目に見えないところで手の届くところ
頭、耳の後ろ、おしりなど。症状が悪い間はかゆみ、手触りで塗ることができます。症状がよくなると、どこに塗ったらよいかよくわからなくなりますが、「カサカサ」や微妙な手触りで塗る場所をさぐりましょう。
C: 目に見えず、手も届かないところ
背中など。難しい場所です。でも毎日塗っていると少しずつ腕・肩・肩甲骨の関節がよく動くようになって、手が届くようになります。鏡も助けになります。長い間皮膚炎の治療をして塗り慣れている方は、関節の柔らかい方が多いようです。塗るための便利な道具(商品名「軟膏ぬりちゃん」など)もあります。